日曜日 製作日記
 ここでは、メンバーにより書かれた、「日曜日」撮影の記録のページです。
 「日曜日」は2000年6/18に撮影されました
出演中村麻里子杉谷健一郎
カメラ吉田勝行
音声水嶋圭太郎伏見泰治
記録喜多幸代
助監督嶋崎雅哉
監督・脚本水本和志
 Digi-Eight2000年製作

嶋崎 - 00/07/09 00:52:44

コメント:

6/18 くもり
 さて、今回は水本監督初監督作品、「日曜日」、3分企画である。
 前日まで雨で、当日も雨ではないかとの予測があったが、当日の朝はすっかり雨が上がっていた。
 日差しがほとんどないので、地面が乾くかどうか解らないが、天気予報でも曇りとのことだったので、撮影を決行することにした。
 集合時間は午前9時20分。その後9:30にセッティング開始、10:00撮影スタートの予定であったが、結局のところ、一時間撮影スタートが遅れてしまった。
 機材忘れと、スタッフ集合まちの2点が重なってしまったのだ。機材忘れは忘れないようにするしかないが、中止と思っていたスタッフもいたことから、天候不安定なときは、全員に連絡しないといけないようだ。次回以降の反省点としておこう。
 役者の杉谷氏と中村氏は、誰より早起きして、撮影のためのの服を見に行ったとのことで、もうすばらしいとしか言いようのない二人である。

 結局、遅くなってしまったとはいえ、撮影開始を早く設定したのは、今回の3分間映画が、かなりのカット数で構成されているからである。総計60カット弱。これが今回の3分映画の目玉である。
 カットが多いと、長い芝居をしなくていいので、役者は楽だ。でも、つながりを考えるのに気を使う。
 今回はかなりアクションつなぎを多用するということだ。アクションつなぎとは、動作の途中で、カットを割る方法だが、結構これはつなぎやすいし、つながったときの気持ち良さも大きい。
 一日で撮影は終わらせるということで、手持ちカメラも使った早撮り体制で行くのかというと、そうではなく、ほとんど三脚を使うということだ。
 一日で終わるのだろうか。とにかく、常に急ぐかんじで、行くことにしよう。時々、時間を報告して、進行具合を把握してもらうことにする。
 一つ一つのカットはあまり難しくないので、撮影は順調に進む。
 いい絵コンテを監督が用意してくれたので、カメラも、役者も段取りを整えるのはものすごく簡単だ。
 今回、この絵コンテというのが最高のアイテムだと思う。水本監督は絵が上手。あんな立派な絵コンテをかける人はそんなにいないだろう。
 だが、絵コンテがいいと、とにかくコミュニケーションがスムーズだ。
 スタッフとしてもありがたいし、監督としてもイメージがリニアに伝わって、やりやすいだろう。

 現場は大阪市の南どなり、大泉緑地。
 撮影現場の近くでは、少年野球チームが練習をしていた。
 少年野球の子供たちは、素振り、キャッチボール、ランニング、休憩、試合とめまぐるしく状況が変わるので、彼らが映りこんでいるシーンでのつながりがちょっと心配だ。
 彼らは、役者の杉谷氏の背後になるのだが、そのカットは結構ワイドよりの画面が多い。
 これは恐らく監督にとって誤算であっただろう。こういう誤算は、必ずといっていいほど、現場にはつき物だ。しかし、誤算だけでなく、おもわぬ幸運に出会うこともある。撮影現場の怖くもあり、面白くもあるところだ。
 とにかく、アングルなどを細かく調整して、できるだけ役者の背中に隠すなどで、つながりを良くする工夫がなされた。
 誤算といえば、途中、なぞの子供マーチングバンドが至近距離を通過すると思いきや、停止して、一曲スーザのやつを演奏していった。その間、撮影は中断する。同録での撮影だからである。
 そのころには撮影のスケジュールがかなり進行していたため、撮影にストップをかけることができたが、これがぎりぎりの時間スケジュールであれば、決断を迫られていたことだろう。無限に時間があれば、最高の環境になるまで、待ちつづけることができるが、アマチュアであっても普通はそうはいかない。

 昼食をはさんで、撮影は順調に進んでいく。ほとんどのカットが問題なく進行していくので、撮影終了時刻を割り出すことが可能なぐらいだ。工業的である。
 ちょっと遅い昼食までに、半分以上のカットは終了していたが、まだ同じだけのカット数があるのだと思うと、大丈夫だろうかと心配になる。
 昼食後、まだ半分という意気込みで、ペース配分をしたのだが、実は絵コンテのカット数の数字が、あるところで10とんでいたので、実際は想定していた総カット数より、10カットも少なかったのだ。
 それが判明してからは、かなり現場の緊張が解けた。気づいたときにはもう残り10カット前後。時間はまだ十分ある。
 お昼3時を越えても、まったく天候は変わらず、ずっと全面の曇り空だ。ホワイトバランスも、絞りも、まったく変わらない。
青空と曇り空、日差しと日陰、それがカットごとに違えば、違和感を生み出してしまう。でも、今回はそんなことがほとんど起こりようがない天候だ。
 そんな日は撮る側としては楽だが、画面の色が地味になってしまう。色は光があって、初めて鮮やかになるので、曇り空の元では、画面の印象が地味になってしまう。
 とはいえ、天候を変える力は、誰にもないので、運だけが左右する問題だ。撮影期間が十分に取れているなら、いろいろ考えることはできるだろうが。

 そして、撮影終了は午後4時。またも1日で撮影完了してしまった。3分映画というか、1日で撮影完了映画というか。ともかく、皆疲れていたはず。
 そのまま、ラッシュを見るために杉谷・中村邸へ移動。ラッシュには写ってほしくないものもいろいろ写っていたりした。
 一通り、見終わって、それぞれ解散。今日もまた、長い一日だった。皆さんお疲れ様です。

 完成が楽しみだ。編集がんばってください。って、これを書いている現在、すでに完成しているのであった。
 完成した「日曜日」は、今までのdigi-eight作品とは一味違う、なかなか良い作品だった。
 感想がかかれている製作日記というのも、かなり珍しいのではないだろうか?
 最後に、皆さん、製作日記遅れてごめんなさい。

参加者
 水本監督、主演・杉谷さん、主演・中村さん、カメラ吉田さん、記録・喜多さん、音声水嶋さん、伏見さん。
 以上、嶋崎助監督でした。




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