FREEWAY製作日記

 ここは、メンバーにより書かれた、FREEWAY撮影の記録のページです。
 FREEWAYは1999年6月6日より8月14日まで、撮影が行われました。

FREE WAY Official Web
監督自らによるFREEWAY紹介ページです。詳しい情報はぜひこちらへ

武縄広之 - 99/06/09 02:55:32
電子メールアドレス:aziza@msg.biglobe.ne.jp

コメント:

1999年6月6日、日曜日。
梅雨入りしたばかりの今日の大阪は晴れ渡っている。
午前10時、嶋崎家へ集合。
続々とスタッフやキャストがやってくる。

昨日監督と話し合った結果、時間的に順撮りで室内シーンをアップするのは難しいと結論。
最低でも血糊の出るカットをこの日に撮り上げないと、それを次回にまで持ち越された血糊を付けられる2人の出演者もやり辛いだろうし、演出する側も同じであるだけでなく、血糊祭と化すであろう嶋崎家に迷惑がかかる、という水嶋監督の配慮。
よってその2人の出演者、主人公の友人(山田)を演ずる入江君と、悪役Aの平塚君がそれぞれ主人公の家の玄関ノブを回すカットからシュートすることにする。

玄関で機材セッティング開始。
サウンドテストをしようとしてヘッドホンを手に取った途端、「ボキッ!」
もちろんこれはヘッドホンの壊滅音であるわけだし、持ち主は嶋崎君で壊したのは武縄なのだが、「俺じゃない!!」といくら叫んでも誰にも信用してもらえず、何のことはない、自分こそが犯人であると一番分かっている武縄にも嘘の限界というものがあり、何を言っても嘘だとバレるんなら「このヘッドホンは俺だぁー!! 俺もこうだったんだぁー!!」と、三船敏郎の物真似でもすべきだったのだろうが、物真似のレパートリーは正確に3つしかなく、うち2つはウルトラマンに出てきたギャンゴと、もう1つはセヴンと対決したチブル星人だし、残りの1つを間違ってやろうものなら撮影が中止になる可能性のあまりの可能性を前にして失神するかもな、なんて考えてる振りをしながら「よく持ってきたよなぁー」と今でも明日も明後日も思うだろう自分のヘッドホンをバッグから取り出してる頃には既に監督は演出を始めておられたので、ホント今でも感謝してます。

ノブのカットは問題なく終わり、続いて問題の血糊のカットに移る。
腹に銃弾を喰らった入江君が、傷口を手で押さえつつ主人公の家の玄関から中へ入ってくるカットを、寄りと引きのバリエーションで。
スタッフ全員が血糊にあまり慣れていないので、少々時間を食う。
嶋崎君が賢明に筆を使って入江君のカッターシャツを赤に染めてゆく。
看護婦さんである中村さんの指導により、血糊の色が徐々にリアルになってゆく。
ようやく監督のO.K.が出る。
玄関から中へ、背を壁に擦らせながら奥で座ってる主人公(田中)の杉谷君へ苦しそうに向かってゆく入江君。
映画に出るどころか、人前で演技などしたことのない超素人入江君に、監督があれやこれやと指導する。待った、水嶋君自身も監督するのは生まれて初めてなのだ。
初体験同士のカット作り。2人とも必死で何かを言おうとし、聞こうとしてる。
この素晴らしい光景を目の当たりにした嶋崎君と武縄は、この後ジュースを買いに行く振りをして外へ出るなりさめざめと泣き合うことになるのだが、今はこれを詳しく話してる暇はない。
何度もやり直すリハーサルが続き、やがて本番。
次々とあらかじめ割られてあった3カットが撮られてゆく。
が、問題発生。
最初に撮ったノブを回すカットで、入江君は血糊の付いていない左手を使った、のに、今この一連のカットで、入江君は左手で傷口を押さえており、手の甲もベッタリと赤くなっている。
これではいくら何でも編集で繋ぎようがない。
結局、血糊のカットを優先させることになり、最初のノブのカットを没にして次回撮り直すことにする。
これは記録係を設定しなかった助監督の責任である。
この日の助監督は武縄であり、嶋崎君のヘッドホンを壊したのはやっぱり彼です。

入江君、杉谷君の前で片膝をつき、うつむかせてた顔を上げ、
入江「追っ手が...」
この映画最初のセリフである。
自主映画に思える、という印象を持たれる問題点の1つが音である。
画を優先するあまり、音が二次的扱いを受け、結果、ラッシュを見ると、聞き取れないセリフか、周囲のノイズがふんだんに混じったそれを聞かされることとなる。
そこで音声のウチヤマ君は、画面に入る手前ギリギリまでガンマイクを突き出し、入江君の口元を狙う。
こうすることによって録音レベルを僅かでも下げることが出来る。つまり、周囲の音を拾わずにセリフのみを捕らえることが出来る。
しかし入江君、映画初出演ということもあって、どうも演技が定まらない。
片膝ついたままうつむいた顔を上げてセリフを言い出すと全員爆笑。
忍者にしか見えないのだ。
出演者同士は、撮影中に見つめ合うだけで「ブゥーッ!」と思わず吹いてしまいがちなのに、こうなるともう収拾がつかなくなる。
しばらく間をとった後、何度かリハをしてると、徐々に監督のイメージに近づいてくる。
その時だ、
入江「監督、僕のネクタイの位置がおかしいと思うんですけど。」
何を言ってるのか監督も助監督も一瞬分からなかった、が、
監督「そうかぁー。」
と入江君と頷き合うのだけど、そこに至っても未だ呑み込めない隣の助監督。
入江「でしょう?」
今日、今さっき分かったことなのだが、入江君が気にしてたのは、「1つ前のカットでネクタイが肩に掛かっていたのに、ここで垂れ下がってるのはおかしいんじゃないか?」と、簡単に言えばそういうことだったらしい。
映画初出演、現場初体験の入江君、演技しながらカットの繋がりを考えていたのだ。
なんという奴!!
こんなことが、それも頻繁に起こるのは記録係を設定しなかった助監督の責任である。
この日の助監督は武縄であり、嶋崎君のヘッドホンを壊したのは絶対彼です。

次は入江君を追ってきた悪役Aの平塚君が登場。
ワイドコンバージョンレンズを付けたカメラが、風呂場、トイレに誰もいないのを確認しながら(部屋のどこかに入江君を隠れさせた)杉谷君へ向かって行く平塚君の肩越しから手持ち移動で追っていくショット。
これは恐らく監督にとって今日のベストショット。
モニターを見る御満悦な監督の表情を目の当たりにした嶋崎君と武縄がジュースを買いに行く振りをして外に出たのは言うまでもない。

午後1時過ぎ。
中村さんと助監督が昼ごはんの買い出しにマクドナルドへ出かける。
規約通り、完全ワリカン制。
皆さん、ご協力感謝します。
時間に追われる自主映画は、買い出しの間も撮影を続ける。
みんなの時間を無駄には出来ない。
カットナンバー23、平塚君が杉谷君の頭へ銃口を向ける。
だから、このショットの撮影は全く見ていないので、書けない。
買い出しから帰ってきた助監督、お釣りと一緒にレシートをもらうのを忘れ、誰から幾らもらえばいいのか分からず、頭の中で「♪チンプンカンプーン...♪チンプンカンプーン...」と小学校の始業ベルを口ずさむが、こんなことでは問題解決の糸口さえ見つかるはずもない。

午後2時半、撮影再開。
杉谷君の頭へ銃を向ける平塚君が、現れた入江君に振り向きざま撃たれて死に、撃った瀕死の入江君もそのまま杉谷君の膝元へ倒れ込む。
入江「へましちまった...お前も狙われる、すまない...」
杉谷「もう喋るな。」
入江君はそのまま息を引き取り、組織への復讐を誓った杉谷君は、部屋を出ていく。
この間、カットナンバー24から36までを一気に撮り上げる。

平塚君の返り血を胸に浴びる入江君。(No.28)
これには園芸用のポンプを使用し、何度かのリハの末、うまい具合に吹き付けに成功。
この際、血糊が辺りに飛び散るので、壁には新聞紙を、床にはビニールカーペットを敷き、カメラレンズの前には透明のアクリル板を設置。

映画とは、画面には映らない苦労が半分以上である。(紀 貫之)
助監督は慎重に選ぼう。(入江君)

平塚君が床へ倒れ込むショット。(No.29)
被写体となる平塚君とカメラとの距離感設定がうまく行かない。
よって、2カットに分ける手段に出る。

杉谷君が、摘んでたタバコを入江君の口へ入れてやる。(No.32)
この2人、普段はタバコを吸わない。
けどさすがだ、いい線いってたよ。
あと、血を吐く入江君の口には、ラップで包んだ血糊を入れ、それを奥歯で噛んで潰してもらう、が、彼はタイミングを見誤って飲み込んでしまう。
結局、あらかじめ血糊だけを口に含んでもらいながらドロドロと出してもらうこととなる。

撮影は午後6時前に終了。
とにかく熱かったこの日、夜の天気予報によると、最高気温が30度にまで達していた。
同時録音の関係で本番中はクーラーなど音の出るものはストップさせなければならず、汗だくに追い打ちをかけた。
それでも、誰一人として文句を言う者などおらず、監督の指揮下で全員がベストを尽くしてくれた。

午後6時過ぎ、終了を待っていたかのようにポツポツと雨が降り始める。
機材の撤収も全員でやると早い。
「お疲れさまでしたぁー!!」
1人、また1人と帰路につく。
取りあえずの安堵感に監督の頬が緩む。

想像の画と実際とのギャップ。
それらに修正を加えてゆく苦しさが、気がつくとおもしろさに変貌してる。
映画作りとは、治す意志を持てない難病である。


6月6日(日) 「Free Way」撮影初日のメンバー
水嶋(監督) 嶋崎 杉谷 ウチヤマ 椎木
入江 平塚 中村 mina Qちゃん



ハビル・デ・アカプルコ - 99/06/17 02:54:56

コメント:

1999年 6月13日(日) 午後4時24分

コタール「今日の撮影はこれで終わりかね?」
アカプルコ「そのようです。予定よりかなり早いですね。5時を過ぎるんじゃないかってみんな言ってましたから。」
コタール「...♪アイルランドの 少女がうたうゥー...」
アカプルコ「なんですか?」
コタール「つまりは、万事快調。」
アカプルコ「その通りです。ご覧の通り、撤収作業も皆さんかなり手慣れたものです。9時半から機材セッティングをし、10時にはいつでも撮れる態勢を整えてました。その流れで今日の1日があるのです。」
コタール「石ころは温度をあたえてもひよこに変わらない。」
アカプルコ「はぁ?」
コタール「10時に撮れる状態にしておくのと、10時から準備を始めるのでは、両者の違いは2時間分にもなりうる。あそこで仰向けでヒクヒクしてるのは誰かね?」
アカプルコ「あぁ、ありゃあ今回の映画の助監督です。あなたがここに現れた途端ですよ、急に耳から鼻血出して泡吹いたまま意識不明です。」
コタール「その名はカルメン。」
アカプルコ「匿名希望なんで名前は知りませんがね、普通こうやってインタビューするのは嶋崎さんによるとあいつの仕事らしいんですけど、あんなんじゃどうにもなんないっすからねぇ、急きょ僕が代役となった訳なんです。ところでジャン・リュック。」
コタール「呼び捨てかい!」
アカプルコ「失礼、コタールさん、あの助監督ほどではないにしろ、我々も正直なところ、あなたほどのお人がここ東大阪の長田に、それも日曜でひっそり静まり返った何にもない倉庫街に現れるなんてちょっと驚きなんですけど、一体どういう訳で?」
コタール「アメリカの臭いがしたのだ。それにつられて歩いてたら、君たちがここでマクドをムシャクシャ食べていた。もうあまってないのか?」
アカプルコ「残念ですが。何なら買ってきましょうか? うちは完全ワリカンの前払いシステムになってるんでお金さえ頂ければ。」
コタール「これで足りるか?」
アカプルコ「なんですこれ...ダメっすよこれ、全部フランじゃないっすか。こんなのいくら持ってったって、ただ今半額のマックシェイクも買えませんぜ。」
コタール「大国町はどっちだ?」
アカプルコ「なんですか?」
コタール「大国町に戻ればフランソワもクロードもジャックも、エリックまでもがいる。彼ら、少しならYENを持ってると言ってた。」
アカプルコ「フランソワって、とっくに死んだんじゃ...」
コタール「誤報だ。大国町で生きてる。」
アカプルコ「ホンマっすか!?」
入江「監督ぅー! 助監督の様子がぁー...」
アカプルコ「どうしたの入江ちゃん。」
入江「泡が、泡が緑色に...」
コタール「すべてが夕暮れの訪れを実証している。」
監督「大変だぁ、なんだこりゃ!?」
アカプルコ「失礼、ちょっと見てきます.....
....???...なにこれ?」
平塚「助監督の耳から出てきたんだ。」
杉谷「ミミズ、ですかね?」
mina「ちょっとほらよく見て、笑ってるわよこれ。」
嶋崎「気ィ色悪ぅー」
入江「ウチヤマさん...」
アカプルコ「ウチヤマさん何処へ...ヤバイよそれ...」
コタール「エクリチュールを発明したのは商人たちであり、シナリオを発明したのは帳簿係だ。生きることは最高の善ではない....」
ウチヤマ「コタールさん、あなたの話によると、あなただけではない、他にも大勢のヌーヴェル野郎たちがいるらしい。あなた方が大国町を選んだ理由は?」
コタール「大国町には、重力バランスに必要なダイオートがあったからだ。」
ウチヤマ「あの助監督の生命を奪おうとするのは?」
コタール「セイメイ、分からない、セイメイとは何か。」
ウチヤマ「君たちはこれから何をするつもりなのか?」
コタール「我々の旅はこれで終わったのだ。大国町は我々にとって住み良いところになるだろう。我々は大国町に住むことにする。」
ウチヤマ「.......いいでしょう。」
全員「えぇェッ!!??」
ウチヤマ「君たちが大国町の風俗、習慣に馴染み、大国町の法律を守るならばそれも不可能なことではない。君たちは何名いるのか?」
コタール「5万5千人だ。」
監督「おい何だって!?」
平塚「阪神vs 巨人の観客数じゃないか。」
コタール「マンションの風呂釜の中で、君たちには見えないバクテリアほどの大きさになって待機している。」
ウチヤマ「放出に住んだらどうだ?」
コタール「放出には我々のキライな.....」
ウチヤマ「どうした、なぜ黙ってる。」
コタール「それは言えない。」
mina「監督、何かいい方法はないんですか?」
監督「んー....」
嶋崎「スペシウムだ!」
全員「えぇっ!?」
嶋崎「放出にあって大国町にはないものアアアぁぁぁ痛い痛いイタイやめろぉー!」
アカプルコ「コタールさんやめてください、落ち着いてください!!」
mina「コタールさんやめて! 死んじゃうわ!!」
コタール「クソォー、気が済んだか!」
入江「何なんだアンタ。」
杉谷「誰かぁ、何か入れ物を持ってきてくれ!」
平塚「どうするんです?」
杉谷「嶋崎の口から本物の血が出てる。これで東急ハンズに行かなくて済む。」
mina「サッすがぁー!」
嶋崎「杉谷...すまない...」
杉谷「もう喋るな。」
コタール「カブってる。」
アカプルコ「なんですって?」
入江「監督! 助監督が息をしてません!」
監督「それよりあのミミズはどこ行ったんだ?」
mina「ここにいるわよ。ほら見て、ミミズの笑い顔なんてはじめて!」
コタール「笑ってるのではない。よく見たまえ、笑ってる途中で死んでしまったのだ。」
mina「アラまあ。」
コタール「外因は変化の条件であり、内因は変化の根拠であり、外因は内因を通じて作用する、と唯物弁証法は考える。」
平塚「何ですかそれ?」
コタール「石ころがひよこにならないのは、根拠の相違によるのだ。」
嶋崎「スペシウム。」
杉谷「バカお前...」
嶋崎「イタイタタタ痛い痛いっすぅーやめてもぉー...」
入江「コタールさんやり過ぎっすぅ!」
ウチヤマ「コタールさん、今調べてたんだが、関目なら大丈夫だ。スペシウムはない。」
コタール「ホンマか!?」
平塚「嶋崎さん、大丈夫ですか?」
嶋崎「膳膳」
mina「しょおもな。」
コタール「ウチヤマ君、デタラメだったら承知しないぞ。」
ウチヤマ「大丈夫だ。ウラもとれてる。」
監督「ウラってアンタそれ...」
コタール「もういい監督、私はウチヤマ君を信じる。ご褒美に音楽を授けよう。「Free Way」の為にウチヤマ君が作った音楽を、これから嶋崎家へ帰り、ラッシュを見た後に、監督、君は聴くことになるだろう。」
監督「本当か、ウチヤマさん。」
ウチヤマ「さあね。」
コタール「監督、君はその音楽を聴き、この映画が出来上がったも同然だと考えるはずだ。
♪ピザ屋の彼女になってみぃたぁい そしたらベンジーが....」
入江「丸の内サイケデリック!  椎名林檎聴くんすかコタールさん。」
コタール「膳膳」
mina「キッつぅー」
嶋崎「痛い痛いイタイッすゥー何で僕なんすかぁー!?...」
入江「やめてくださいコタールさん。」
コタール「やめてもいいが入江君、なんで地球をあなたにあげますと一言言えないんだね。」
入江「いやだ! 地球は人間みんなのものなんだ!!」
嶋崎「イイイタイ!イタイイタイ!!イタイ痛いィ地球をあなたにあげますぅー!!!!!」
コタール「よくぞ言った。ご褒美として、君には宇宙語翻訳機をあげよう。」
入江「ありがとう。」
監督「何なんすかアンタ一体?」
コタール「お嬢さん、私が思うに、それは夜明けと呼ばれるのです。」
mina「おっしゃる通りだと思います。」
コタール「    .......    帰るわ。」
アカプルコ「ちょちょちょっと待ってくださいコタールさん、最後に一言、映画とは正確に言うと?」
コタール「言わせたいんだね?」
アカプルコ「ぜひ。」
コタール「それは戦場のようなものだ。そう、...」
mina「愛」
杉谷「憎しみ」
監督「アクション」
平塚「暴力」
ウチヤマ「そして死」
入江「ひとことで言えば」
嶋崎「感動(エモーション)だ。」
椎木「アディオス!!」

と、コートをひるがえして去って行ったジャン・リュック。
彼の登場によって助監督は息を引き取った。
よって次回以降も彼以外の何者かがこの制作日記を書くことになるであろう。

コタール「次は生駒だね。」
ジャン・リュックは現れるのだろうか?



助監督代理(誰でしょう)知っている人はどうか内密に・・ - 99/06/21 22:02:26
電子メールアドレス:?????

コメント:
1999年6月20日(日)天候:晴れ

助監督・監督が死んだ今、私達はコタールに頼るしかないのであろーか。
しかし、コタールは果たして生駒に来るのであろうか。
すると「よう、また会ったね!!」と声がする。
私達はいっせいに振り向いた。「コタールだぁ〜」と叫びみんなは逃げた。
コタール:「なぜ君たちは逃げるのかね。」
mina:「またミミズなんか出されたらたまんない。」
入江:「さっき楽しく毛虫と遊んでたじゃないですか?」
mina:「ミミズと毛虫は違うの!」
中村:「先週、なんか図々しいこといって登場してましたね。」
入江:「そうっすよ、突然現れてマクドはもう無いのかって図々しい。」
嶋崎:「しかも血まで吐かせておいて、また何が楽しくて・・。うっうっうっ・・(泣)。」
杉谷:「おいおい、泣くなよ、みっともない。」
嶋崎:「だってこいつ・・俺のこと。じゃ、泣きやむから胸かしてくれるか?」
杉谷:「・・(無言)。」
コタール:「俺は君たちにいい物を持ってきた!」
入江:「何ですか、またしょーもないものでしょう、いらないですよ。」
コタール:「ふっふっふっ、これだ!!ウルトラブレスレットだ!!」
入江:「うそ!いいなぁ!欲しいっす」
コタール:「あげられない。これはジョンにもらったのだ!!」
mina:「じゃ見せなきゃいいじゃない」
中村:「ジョンってあのジョン・レノンのこと?」
杉谷:「この人死んだ人の名前を出すのが趣味なんだ。」
コタール:「ジョンも死んでなどいない、大国町でちゃんと生きている。」
嶋崎:「スペシウム・・。」
コタール:「これはアイスラッガーにもなるのだ!」
ウチヤマ:「なぜ、そんなものをここでは何も通用しないのに・・。」
コタール:「どういうことだ。」
ウチヤマ:「だってここは四次元の世界だからだ!」
コタール:「四次元?何それ?」
嶋崎:「えっ!知らないんですか?ドラエモンの四次元ポケットの世界ですよ。」
杉谷:「説明になってね〜よ。」
塩川:「この人たち何なんですか?」
ウチヤマ:「だからコタール・・君はこうして生きていられるのだ。」
コタール:「わけがわからん。」
ウチヤマ:「四次元では、原子の運動を支配する方程式の一部が成立しなくなる。
原子核の回りを回転する電子の軌道要素が不確定となるのだ。」
杉谷:「長くておぼえられねぇ。」
「・・これは覚えてもらう」と後ろで声がした。その声はアカプルコだった。
アカプルコ:「君たちぃ〜僕を仲間はずれにしてぇ〜こんにゃろー。」
入江:「痛っアッ!痛っアッ!痛いっていってるじゃないですか。」
アカプルコ:「こんな小さなジャケットじゃ破るしか・・。」
アカプルコ:「それに制作日記はこんなんを書く場所ではない!」
助監督代理:「えっ〜自分が書き始めたくせにぃ〜。」
アカプルコ:「・・ただ次回作の予告として・・。」
助監督代理:「えっ次回作・・だれがコタール役を・・。」
アカプルコ:「それはやはりあの人しか・・。」
さすがに目線をはずされたようだ。
助監督代理:「みんな下を向いてしまいましたよ。」
アカプルコ:「いいんだ、どっちにしろ今の編集が終わるまでは・・」
嶋崎:「アカプルコさん、ちょっと聞いて下さい・・この人僕をいじめるんです。」
杉谷:「俺だったら戦う。」
嶋崎:「また同じ事を繰り返すのね・・(泣)」と駆けだしていく!
中村:「私のセリフ取らないで!!」
コタール:「先週に続きまたかぶってる。」
アカプルコ:「今日は何しにココまで来たのですか?」
椎木:「やっとしゃべる番がきた。それは・・。」
アカプルコ:「わかったわかった。今日は恋人と喧嘩するんでしたよね、中村さん、杉谷さん。」
嶋崎:「杉さん、あなた浮気したのね、ばかっ!」
杉谷:「な・・なにを急に・・。」
嶋崎:「残された私はどうなるの。」
コタール:「また、かぶってる」
中村:「2回も取られた!」
アカプルコ:「いやぁすごい演技ですねぇ」
ウチヤマ:「監督の最後の・・。」
アカプルコ:「えっ!?監督死んだのですか。」
mina:「そうよ・・この人が殺したの・・。」
嶋崎:「スペシウム・・。」
コタール:「毎週同じ事ばっかり言いやがって・・また東急ハンズではない本物の血がいいのか!」
嶋崎:「えっ!だったら僕は・・耳からミミズの方が・・。」
全員:「えっ!!」
アカプルコ:「コタールさんこれは案外スペシウム人気が出てきたのでは・・」
コタール:「当たり前だ、このスペシウムは・・けほっ・・けほっ・・ごほっ!!」
アカプルコ:「どうしたのですか、やはり生駒はスペシウムが・・。」
mina:「生駒じゃないですよ、ここは四次元だってウチヤマさんが・・。」
ウチヤマ:「うっそぴょ〜ん、四次元のわけないでしょう。」
入江:「そろそろ今日はお開きに・・。」
全員:「賛成!!」
コタール:「ごほっごほっ・・なぜじゃ・・なぜこんなに苦しいのじゃ〜。」
ウチヤマ:「早く帰りますよ!!大国町でフランソワもクロードもエリックが待っていますよ。」
中村:「もうコタールさんたら演技がお上手!」
椎木:「コタールのせいでめちゃくちゃだぁ〜。」
助監督代理:「それをいうならアカプルコでは・・?」
と誰しもが思いながらもコタールを置いて帰ったのである。まだコタールはどこかで・・。
助監督代理:「次回はサディスト&マゾ&ホモが登場だー!!楽しみです!」
アカプルコ:「次回は普通に書いて下さい・・。」
助監督代理:「今回は仕方がなかった・・。あの後では・・。普通には書けない。」
アカプルコ:「こんな中途半端なものを書くくらいだったら・・。」
助監督代理はこう思う。:次回はアカプルコ死す!!
   *誤字・脱字がありましたらお許し下さい。       

MINA - 99/07/16 02:12:01

コメント:
1999年7月10日(土)天候:良好 
前回撮影より2週間も雨の為撮影は中止となり、いつ晴れる日が来るのかと
Digi-Eightメンバーは心配していたが、
やっとみんなが待ちに待った撮影の日が来た。
今回の撮影は夜から深夜にかけての撮影だったので集合時間はいつもより遅く
午後7時。集合場所はいつものごとく嶋崎家。
しかし、メンバーそれぞれ忙しく全員が揃ったのが午後7時30分。
車は4台あり、そのうち2台が撮影で使用される車だが、
悪役Bの乗る車は主人公の友人(山田)を演じた入江君の車。
しかしその車の運転席のシートは何て言うのかわからないが固定用シートだった。
武縄さんはそのシートをチャイルドシートと呼びながらはしゃいでいた。
私も確かにチャイルドシートと以前違う人に言い、怒られた記憶がある。
でもどう見てもチャイルドシートにしか見えないという気持ちがよくわかる。
それも武縄さんにとっては本当にチャイルドシートなのだ。
体の大きさが違いすぎる・・。
果たして武縄さん・・座ることができるのか少し心配。
しかしDigi-Eightメンバーは次々と撮影場所へと向かう。
今回の撮影は主人公(田中)を演ずる杉谷さんと、悪役Bを演ずる武縄さんとの
カーチェイスのシーン。
撮影内容は、「主人公(田中)が車の中にいると、背後から悪役Bの車が・・。
それに気づいた主人公(田中)は車を発進させ逃げようとするが悪役Bは主人公の車を
追いかけながら拳銃で狙ってくる。
主人公(田中)はそれをかわしながら逃げていく。」というようなシーン。
そのシーンの撮影場所は前回撮影の終了後、監督と助監督が疲れているにも
かかわらず探しに行き、そして見つけたのが舞州付近だった。
そこはほとんど民家はなく人気もなく車もさほど通らない。
カーチェイスには最適な場所である。
街灯も転々とあり撮影にも最適な場所であった。
そして舞州へ着いたのが午後9時前。それから慌ただしく撮影の準備へとかかり
撮影開始は午後9時30分。
2週間ぶりの撮影ということもあってみんな張り切っている。
が、多少疲れている様子。こんな時には何か起こりそうな気配が・・。
夜の撮影でもっとも重要になってくるのはやはり明るさ。
暗すぎると何も見えなくなる。自分の目ではちゃんと見えるのだが
ファインダー、及びモニターには何も映らなくなる。
明るさには充分な気配りが重要となる。
さて、ここからは撮影内容を少し書くことにする。
役者、監督、カメラ、音声、各それぞれの担当の下準備にかかる。
ライトの位置確認、演技の確認など監督自ら指示をし、準備はOKだ。
監督の「シュートして下さい」の一声で今日の撮影が始まった。
みんな監督その一声で真剣な顔つきに変わる。
それまではふざけあいながら話をしているが、この切替が大切だ。
シーン7 カット1<主人公は車の中にいる。そしてふとバックミラーを見る>
このシーン、車の中ということでかなりの明るさが必要。
車の運転席に座る主人公の横で悪役Bを演じる武縄さんがライトを持っている。
カメラに写らないように注意しているがそうすると明るさが少し足りなくなったり
明るさを気にするとカメラに写る。
なので、車の外からと中からで明るさを調節し、見事成功!
シーン7 カット2<主人公がバックミラーを覗くと悪役Bの車が近づくのが見える>
バックミラーのみ映すシーン。焦点がなかなか合わず少し苦労したが見事1発OK!
シーン7 カット3<悪役Bがくわえたばこで車に乗っている>
このシーン、悪役B演ずる武縄さんの見事な悪役ぶり。
果たしてこれは本当に演技なのか?と思わせるような
雰囲気を醸し出している。さすが武縄さん、お見事!
これには監督も文句なしでOKだった!
この後もこんな調子で撮影は進んだ。
さて、次はカーチェイス。この「Free way」のとっておきシーン。
シーン7 カット11<主人公の車がカーブを曲がると、すぐ後から悪役Bの車が
ドリフトさせながら追いかけてくる>
さすがにメンバー全員の顔が真剣になる。
このシーンは見どころというだけあって大変である。
悪役B演ずる武縄さんの車が見どころのシーン。
しかしこの演技にはスタントマンが必要とされる。
そのスタントマンに抜擢されたのが何と入江君である。
彼は車が大好きで、今日もこの撮影前後にドリフトして遊び
少しメンバーを怖がらせていた。中にはその車の助手席に乗り
楽しんでいた者もいたが、見ている側からすれば大丈夫だろうかと
思っていたはず。タイヤがきしむたびにゴムの焼ける臭いが辺りを漂う。
私はタイヤが本当に火花を散らせ焼けたら面白いかも!なんてことを考えながら
見ていた。入江君に知られると怒りそうだ。人殺し!なんて叫ばれるかも知れない。
怖い!怖い!そのシーンは結局6回の取り直しが行われた。
最後の方は地面から煙がでていた。メンバーは大丈夫なのだろうかという気持ちと
何か起こるかな?という期待を胸に抱き見守った。(ごめん、入江君!)
しかし、撮影は無事終わり努力の甲斐があり本当にいいカットが撮れた。
監督も満足そうだ。いつもより顔がいきいきしていた入江君、ご苦労様でした。
まだ撮影は続くのだが車で走っているシーンがほとんど。
役者、カメラ、監督、音声 この担当の者だけが場所移動する事になった。
あとのメンバーはその場で待機ということになり2つに分かれた。
私はその場で待機ということになったので撮影の様子がわからない。
この続きはあとに残された方のことを書こう。
撮影している側からすれば「何してんねん!!」といいたいところだが、
残された私達は眠気と戦うしかなかった。
特に何をしたというわけではなく、ただしゃべり続けた。
何の話をしていたかはここには書けない・・が楽しくしゃべっていた。
しかしあっという間に撮影班はすぐに帰ってきた。
今日の撮影はこれで終了みたいだ。
以外と早く済んだような気がしたが、その時もうすでに午前2時を回っていた。
メンバーは素早く片づけをし、車に乗り、また嶋崎家へと向かう。
帰りの車の中ではみんな眠気と戦い続けた。
今日の撮影で本当に事故がなくて良かったと私はつくづく思った。
そして嶋崎家に着き、機材を片づけ、さぁラッシュを見るぞ!というような元気は少し
残されてあった。しかしその間、眠りについている者もいた。
ラッシュを見終わりいつもならばいろいろ話をいてから帰ろうとするのだが、
さすがにそこまでの元気は無いようだ。
だれもが来週も晴れるといいなぁと思いながら皆それぞれ帰っていった。
さすがに深夜の撮影は体がこたえる。
やはり映画作りには体力がいる・・と改めて実感する。
そして、メンバーはそれぞれ家に着き、さっそく爆睡するのであった。

P.S:武縄さんは無事、入江君の固定用シートに座れたのでありました。
「抜けない〜」と叫んでいたけども、まぁまぁOKでしょう。

                                  以上
撮影風景 photo/MINA撮影風景 photo/MINA

MINA - 99/07/22 13:26:15
電子メールアドレス:mina4@oap.ne.jp

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7月17日(土)天候:曇りのち雨
今日の撮影は先週と同じく舞州付近で行われた。
集合場所・集合時間なども先週と同じだが、メンバーのうち
3人は現地にて集合することになっている。
嶋崎家に集まったのは5人。今回の撮影メンバーは計8人。
嶋崎家集合メンバーが5人集まったところで出発した。
時間は7時を少し回っていたので少し急ぎ気味で舞州へと向け出発。
現地集合ということもあって、お互い時間を合わせての出発。
今回も車での移動なので事故の無いように注意をはかりながら集合場所へと向かう。
しかし今日の天気予報は夜半から雨ということだった。
もし雨が降ればすぐ撤収しなければならない。機材が濡れたら大変だ。
雨が降るまでの撮影。段取りよく用意をしなければならない。
本当はもう少し人数が欲しいところ。人数が多ければ多いほど
用意も早いし片づけも早くなる。しかしそんなことを言っていても仕方が無いので
少人数で段取りが早くできる方法を考えるしかない。
嶋崎家からの出発組5人は舞州へと到着し、あとの3人を待った。
数分たったころ3人も到着し撮影の用意が始まった。
雨が降る心配があるので必要なものだけを車から降ろし準備をする。
わずか数分で撮影開始となる。
前回の撮影のワンシーン<主人公は車のバックミラーに写る悪役Bの車に
気づき主人公は車を発進させ逃げる>というシーンの冒頭の
主人公が車に乗っている→バックミラーを見るというところ取り直し。
前回の撮影後ラッシュを見たところ、車に乗っている主人公の顔が少し赤すぎた。
ライトのあたり具合が少し良くなかったみたいだ。
あと、バックミラーに写る悪役Bの車を撮ったシーンだが、ラッシュを見ると
車が写っているのはわかるのだがバックミラーということがわからなかったので
取り直しとなった。このときとても面白いことが起きた。
今回の撮影でマイクを担当していたウチヤマさん・・ライトを撮りに行こうと
した瞬間、靴がすべりまさにアイススケートのフィニッシュのような
姿でライトを手渡すことになった。さすがにこれは全員大笑い。
この後、主人公の友人を演じた入江君によりちゃかされることとなる。
次もぜひ何かしてくれることと思います。全員期待してます。
この2シーンの撮影は前回撮っているだけあって簡単に撮り終わってしまった。
今日の撮影は取り直しから始まったが、このあとの乱闘シーンが楽しみである。
シーン7 カット16<悪役Bは主人公が止めてある車の後ろに車を止め主人公の
車へと近づく>というシーン。
悪役B演ずる武縄さんの演技はやはり見物だ。かなりイイ線いっている。
この演技にはまたもや先週に引き続き1発OKである。さすがである。
シーン8 カット1<悪役Bの背後から主人公が悪役Bの頭を掴み車に叩きつける>
このシーンの撮影は非常に面白かった。主人公演ずる杉谷さんはやはり悪役B演ずる
武縄さんの頭を掴み車に叩きつけなければならない。
始めシナリオには5回叩きつける設定になっていたが監督の指示で3回となる。
さすがにこれは勇気のいるシーン。武縄さんは杉谷さんより背が高く
体つきもがっちりしている。普通ならば武縄さんが杉谷さんに
頭を叩きつけることは無いだろう。そんなことがもしあれば杉谷さんの
顔は見れないような状態になるはず。
どうみても武縄さんが杉谷さんを叩きつける方がピッタリくる。
しかしこれは撮影。役柄そうしなければ話は進まない。
このシーン、悪役Bの背後からと車の横からのカットを撮る。
いったい武縄さんは何回車に頭をぶつければいいのだろうか?
武縄さんの頭は少し腫れているようだ。それと車のへこみ具合が気になるところだ。
武縄さん本人は「痛い!痛い!」といいながらも結構気に入ってやっている様子。
杉谷さんは3回しか叩きつけようとしているのに武縄さんは4回、5回と
自ら頭を叩きつける。何か嫌なことでもあったのだろうか。
そうでなければあんなにできるわけが無いと私はそう思ったくらいである。
車の方はというとやはりへこんでしまった。
武縄さんの頭が石頭であることが証明された。
このシーンも一応!?無事に終わり次のシーンへと移る。
シーン9 カット2<悪役Bは主人公の手を振りほどき右手で腹に1発
左手で顔にジャブ2発、左手で腹に1発、最後に右手で顔に1発殴り、
殴られている主人公は後ずさりし車から少し離れたところに倒れ込む>という
シーン。文にすると長々しいがあっという間のできごとのシーン。
武縄さんの迫力と杉谷さんの殴られ方が決めてとなるシーン。
しかし2人ともさすがだ。難無くこなしていく。私はNG続出だと思っていたのに、
1度のNGだけであとは全部OK!このシーンはカットなどを考え
3回角度を変えながらこの一連の流れを通しで行った。
監督も文句なし。誰もが文句なしでこのシーンは終了。
メンバー全員がこの調子だと結構撮り終えるのではと思っていたが
しかし最悪なことにこのシーン取り終えた直後すぐ雨が降ってきた。
その時、時計は11時30分を回ったところだった。
雨はポツポツと降ってきたがまだ小降りだった為少し様子を見ることに・・。
その間、シナリオには当初なかった悪役Cの配役決めが行われた。
その候補はKTR監督自ら演ずるか、マイク担当ウチヤマさん、先週・今週と
カメラ担当の嶋崎さん この3人が候補に挙がっていた。
一人づつ悪役Cの衣装を着て、はまり役を決定することにした。
まず最初にKTR監督から着替えた、次にウチヤマさん、彼はみな男前すぎると
いうことで監督の頭を抱えさせた。さて最後嶋崎さんの登場となる。
これが可笑しいくらいはまり役であった。なんとも言えない雰囲気を醸し出していた。
さすがに大笑いというか何ともいえない笑いがこみ上げた。
どんな雰囲気かと一言でいえば"サディスト"という言葉がピッタリくる雰囲気だ。
銃をかまえ役の演技をするが何ともいえない滑稽さと悪役がどんなキャラクター
なのか誰も知らないがたぶんこんな人なのだろうと思わせる雰囲気がみごとに作られた。
監督はたぶんこの雰囲気は逆に出さないだろうと私は思ったが、
どういう役を考えているのだろうか。来週が楽しみだ。
もうここまで言えばこの役は彼に決まったことがわかるであろう。
当然のごとく嶋崎さんに決定となった。
こんなことをしながら雨が止むのを待ったが結局止まず撤収する事となった。
非常に残念である。せっかくいい調子だったのに・・。
誰もが悔しそうに嶋崎家へと車を走らせた。
その帰路途中、雨はほとんど止んでおり、しかしまた戻ったところでどうしようも
ないことがわかっていたので全員何も言わすただ帰っていった。
そして嶋崎家へ全員到着し機材を片づけた。全員の片づけが終わり
さていつものラッシュ鑑賞会。
やはりいい感じで撮れている。
全員が一つになって撮っていることが映像から感じ取ることができる。
やはり全員の気持ちが一つになればこんないい映像が撮れるのだと確信する。
撮影にはいろいろ欠かせないものがたくさんあるのだろう。
全員満足の笑みをしているが途中で撤収ということには少し不満そうだ。
来週は雨も降らず、そしてクランクアップを期待しながら帰路につくメンバーであった。


PS.次回悪役Cの行方は・・
       乞うご期待!!


助監督代理の代理 - 99/08/12 02:08:45

コメント:
「クライマックス a GO!GO!」

プロローグ

「天神祭りです。川の向こうでは夜店に山車に浴衣の男女。
 同じ夜、その喧噪から外れて、舞州近くの工場街に集まった
 3台の車と9人。
 撮影はいよいよクライマックスです。」

主人公と女優の会話(撮影後)
「クランクアップできなかったね。」
「次回の撮影は3週間後だって。」
「2週間も空くと辛いね。」
「メンバーのテンション下がっちゃうよね。」
「それもある。」
「髪型も変わっちゃうし。」
「それもある。」
「話も忘れちゃいそう。」
「それもある。」
「私たちの行方もね。」
「カントクの苦悩する姿は見てて楽しくもあるし、
 苦しくもあるな。」
「助カントクの容赦ない追求もね。」
「明日は我が身。」

シーン8:カット?
 「悪役Bのパンチ連打を喰らって後ずさり、
  前回り受け身で体勢を立て直す主人公」

音響係の呟き
「マイクのシールド忘れてきてちゃ世話ねえやな。」

主人公とカメラマンの会話
「体中痣だらけになってたんだよ。撮影の後。」
「前回り受け身で?」
「そう。たったあれだけで。」
「ダサイな。運動せえよ、日頃から。人のことは言えんけど。」
「まあでも、カントクのOKが出た直後は
 スタッフ一同からのスタンディングオベイション!」
「そうだっけ?」
「いや知らん。前転のためにスタントマンほしいね。」
「チャールズ・ブロンソンか。」

幕間
「真夜中を過ぎたあたりから、ドレスアップカー集団の暴走と騒音による
 妨害が顕著になりはじめ、決断を迫られる撮影隊。
 闘争か、逃避か。
 やっちまおうぜ、と意気込む助カントク。
 三脚なんかはけっこういい武器になりますね、とカメラマン。
 しかし、武闘派集団digi-8にあって唯一人平和主義者のカントク。
 「別の場所を探しましょう。」
 この日、命拾いをした若者が十数名。
 かくして撮影は続く。」

シーン8:カット?
 「弾丸を腹に受けた悪役B。
  苦悶の表情を浮かべ崩折れる。」

カメラマンの独り言
「武縄さんの顔のテカり具合、ウォーズマンみたいや。」

使われなかったセリフ
「名を馳せた、おまえもその程度か?」(悪役B)

主人公と女優の会話(撮影後)
「私、このキャラよくわかんないんだけど。」
「どゆこと?」
「一度は主人公と別れるやんか、でも最後には再び戻ってくる。」
「そうやね。」
「最初の脚本では自分の意志で主人公の元に戻ってくんねんけど、
 変更になった脚本では悪役Cに脅されて戻ったようにとれる。」
「ホンマやね。」
「ね?」

カントクと悪役Cの会話
「悪役Cは銃を3挺持ってるんですよ。」
「主人公は何挺持ってるんですか?」
「1挺です。」
「それで僕の方が撃ち殺されるんですか?」
「そうです。」
「ムチャクチャ弱いじゃないですか。最後の敵なのに。」
「思いつきで作った役ですから、多少の無理は承知の上です。
 日程も大幅に押してますしね。」
「それでいいんですか?」
「それでいいんです。渋ければ。」

追加されたシーン
 「主人公の恋人の車に隠れてやってきた悪役C。
  車を挟んで主人公と壮絶な撃ち合い。」

悪役Cと主人公の会話
「モデルガン、ジャムりすぎ。」
「ホンモノ使えるハリウッドがうらやましい。」
「せめて弾着はやりたかったな。」
「リモコン装置も作れそうやし。」
「武縄さんの体に数十発仕込んで。」
「ハチの巣。」
「爽快だね。」

主人公と女優の会話(撮影後)
「映画にはずっと興味があったん?」
「映画に、というより、演技することに興味があったの。」
「それはどういう?」
「普通に生活してても、たまに演技してるなって思う時があって。
 映画とか演劇って、状況やセリフが決められてるじゃない。
 日常生活で無意識にしてる演技と、虚構の世界の中での演技の違いって
 なんなんだろう、というのが発端。」
「生きるということは「自分」というキャラクターを「演じる」こと?」
「その答えが見つかるかなって思って。」
「見つかった?」
「わからない。」
「わからない?」
「うん。でも、楽しいよ。」
「それはなによりです。」

エピローグ
「すっかり夜が明けています。真夏の太陽に照らされ、帰路につく撮影隊。
 疲労と空腹も頂点に達しています。
 吉野屋の看板がやたらと目に付くのです。
 2ヶ月近くに及ぶ撮影も、残すは数カット。
 どんなエンディングが待っているのか。「Free Way」には。
 そして、撮影隊には。
 今日もいい天気になりそうだ。」

予め用意されたハッピーエンド
「主人公と恋人(車の中)」
 「もうおしまいでしょ。」
 「ああ・・・。」
 「どこに行くの?」
 「自由な道を、走り続けるのさ。」
 キスシーン。



助監督代理の代理2号 - 99/08/19 02:33:57

コメント:
1999/8/14(Sat) 上新庄、19:00。雨が降りはじめる。
今後のスケジュールを考えると、できる限り今回の撮影でクランクアップしたいところだ。
雨脚が弱まるのを待って一行はロケ地に向けて出発。

ロケ地、舞洲に雨の跡はない。
潮の匂いが少し漂っている/
海から湿度をたっぷりと含んだ空気が流れてくる/
じっとりと肌に絡みついてくる。

ネオンに照らされた工場と、雲に覆われた夜空を背景に浮かび上がる観覧車/
『この景色はウ・ツ・ク・シ・イ』と雄弁に物語る映像/
唾棄すべき形容詞/
言葉*映像のシュミラークルに絡めとられた意識/

狂気/
現場に着くと、まずコークをきめる監督M。
瞳孔が開きはじめ、目が怪しくひかってくる。
/撮影が始まる

『ヴゥォーン』という音とともにスイッチが入る。
ジェダイマスター/アクァ=プル・コのライトセイバー(別名:VX1000)だ。
『ぶ〜ん、ぶ〜ん、じ〜、じ〜』というその音は、
まるで『昨晩の俺の時間をカ・エ・セ〜』とゆう悲痛な叫びのようだ。
そんな怒りを抑え、つぎつぎと虚構の空間が切り取られていく/

ミナ:『記録?そんなの必要ないの。いま必要なのは映画からの解放だけよ。』

『しばし休憩』の言葉とともに路上でパーティーが始まる。
どこからもってきたのかドンペリやロマネコンティがつぎつぎに開け放たれる。
真夜中の舞洲に「メタリカ」がこだまする。
ゴキブリが飛び交う/
パーティを抜けだそう/
それは撮影の再開の合図

クィーン・なかむラに、はがいじめにされる嶋崎/
おひょいが嶋崎の額に銃口をあてる。
弾き金をひくおひょい。
響く銃声。
顔面の2/3を吹き飛ばされる嶋崎/

アスファルトが血で赤く染まっていた。
おひょいの顔も返り血で赤く染まっていた。
アクァ=プル・コの車のボンネットも・・・赤く染まっちゃっていた・・・・。

「写真は記録になる」とはS・ソンタグの言葉だが、ここでは写真を映像に置き換える。
「映像は記録になる」
では、撮影するつもりなんかまったくなかったのだけれど、
そして、実際、これっぽちも撮影されなかったのだけれど、
気付いたら白地に赤のまだら模様になってしまっていたボンネットは???

呆然と立ちつくすアクァ=プル・コ。
『いっそ車体丸ごと赤に塗りましょ、血糊ならまだ残ってますよ』
と、血糊を吹き付けるポンプを持ち出すミナ。
『・・・真っ赤なミラじゃ語呂がわりぃ・・・』
つぶやく嶋崎。
『あめあめふれふれも〜っとふれ〜』
歌いだすアクァ=プル・コ。・・・雨で洗い流す作戦らしい。

と、そのときダースモールがあらわれる。
いや、右半分はおひょいだ。
まだ、フォースの暗黒面にすべてを投じたわけではないようだ。
『違う。これは血糊であって、あんな赤鬼みたいなのと一緒にしないでくれ。』と、おひょい。

すると、遠くから不審そうに眺めていた警備員が駆けつける。
暗黒卿ダース・シディアスに、ものごっつぅ似ている。
いや、そうだ、奴に違いない。
『えっ、撮影!?わし、じゃまかぁ???????????』
そういいながら自転車で颯爽と去ってゆく。怪しい笑みを残して・・・

暫くして、けたたましいサイレンの音とともに百名はいるかとおもわれる警官隊に取り囲まれる。
ジュラルミンの盾が並び、そのすき間からずらっと銃口がのぞいている。
さきの警備員が通報したに違いない。きっとそうだ、そうにきまってる。
刑事A:『貴様ら!撮影許可はとってるのかぁ!!』
監督M:『うぅ〜、ちょっとコークをやりすぎたぁ。気分わるぅぃぃぃぃい。あとは、まかせたぁ』
そうつぶやいて走り去ろうとする監督M。
クィーン・なかむラ:『どこに行くの?』
監督M:『自由な道を走り続けるのさ!』
おひょい:『それは俺の台詞だ。それに、その前にいっぱい、すんごいセリフがあるんだぁ〜』
・・・そして、現実には、この現場の先は袋小路だ。
アクァ=プル・コ:『出口なし・・・だ』
こちらに向けられた銃口が一斉に火が噴いた・・・

/No Way Out/完


助監督代理の代理2号にクダを巻いた監督 - 99/08/30 21:44:31
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コメント:
「Reservoir FreeWay Dogs Elegy」

監督>「チッ!酒が切れてきた。」モニタを支える手が震えてきた。
監督>「少し休憩しましょう。」
助監督>「酒ですか?押してますし、終わってからじゃ駄目ですか?」
監督>「たのむ、一杯だけ...」
助監督>早くして下さいよ。
監督>「ははは...」車の方に歩いて行く。
音響係>まったく、頼りないぜあの監督だけは。
監督>車の荷台を開け、酒を探す。
白い兎>「ねえ」
監督>ふと、足下を見ると白い兎が居る。「何?俺に言ってるのか?」
白い兎>「貴方以外誰が居るの?」
白い兎>「ねえ、貴方は悪い人なの?」
監督>なぜだい?
白い兎>「さっきから見てるけど、人にピストルの撃ち方を教えたり、殴ったり蹴ったりするように指示してるわ。」
監督>映画だしな。
白い兎>「映画?何言ってるのか解らないけど、貴方は悪い人だわ。」
監督>決めつけるなよ。
白い兎>「貴方のやっている事は罪よ、罪は償えないは、一生背負って生きるのよ」
監督>「うるさい」ウイスキーをラッパ飲みする。
監督>「おい。」
白い兎>「私に言ってるの?」
監督>「お前以外に誰が居るんだ?、お前の後ろにいる背中に土を乗せた、蛙は何なんだ?」
白い兎>「知らないわ...着いて来てるの」
監督>「土を取ってやろうか?」
白い兎>「やめて!この人はこれで良いのよ」
監督>「蛙も、それで良いのか?」
白い兎>「良いのよ!余計な事言わないで!」
監督>「余計な事ってなんだよ?」
白い兎>「要らないこと、必要の無いことよ」
監督>「必要が無いってどういう事だ?」
白い兎>「意味の無いことよ」
監督>「俺のやってる事は、意味がないのか?」
白い兎>「そう、貴方自身意味がないわ」
蛙>「取ってくれ」
監督>「ん?」
蛙>「背中の土を取ってくれ」
白い兎>「やめて!!あっちに行って!」
監督>「取ってやるよ...」
白い兎>「向こうに行ってたら!」監督を必死に押している。
監督>「ほら...綺麗に成った」
白い兎>「よく見てご覧なさい」
監督>「ん?普通の蛙じゃないか?」
白い兎>「貴方って、お節介ね...」
監督>「ほんとだ、普通の蛙になっちまった」
白い兎>「貴方なんか嫌いよ...」
暫くして、けたたましいサイレンの音とともに百名はいるかとおもわれる警官隊に取り囲まれる。
ジュラルミンの盾が並び、そのすき間からずらっと銃口がのぞいている。
刑事A>「貴様ら!撮影許可はとってるのかぁ!!」
監督>「撮影許可...何?」刑事Aに向かって両手を上げる
監督>ふと足下を見ると、白い兎と蛙は居なくなっていた。
音響係>「監督!何とかして下さい」
監督>「うぅ〜、ちょっとコークをやりすぎたぁ。気分わるぅぃぃぃぃい。あとは、まかせたぁ」
アクァ=プル・コ>「出口なし・・・だ」
こちらに向けられた銃口が一斉に火が噴いた・・・
嶋崎氏>「あそこの、廃屋に逃げ込もう!」
監督>「ウッチー危ない!」腹を撃たれる。
音響係>「大丈夫っすか?」
監督>「行きたかった...」
音響係>「香港?」
監督>「うん」
音響係>「取りあえず逃げましょう」

−廃屋−
嶋崎氏>「生き残ったのは、俺とおひょいとウッチーと監督だけだな」
音響係>「はい、みんな蜂の巣です」
嶋崎氏>「この中に裏切り物が居る!」
音響係>「えっ!」
嶋崎氏>「警察に通報したのは、あの警備員じゃない」
音響係>「何故です?」
嶋崎氏>「到着するのが、余りにも早すぎる...この中で考えられる奴は一人しか居ない、監督!お前だ!お前が裏切り者だ!サツの犬だ!」
監督>「ははは..俺が刑事?...それなら今頃お前らをとっくに捕まえてるぜ...」
音響係>「そうだ、それに俺の身代わりに成ってくれた!」
嶋崎氏>「いや、お前しか居ない。うらぎり者め!」エアガンを監督に向ける。
音響係>「よせ!」エアガンを嶋崎氏に向ける。
おひょい>「Digi-Eightマスータ−に何をするんだ!銃を降ろせ!」エアガンを音響係に向ける。
音響係>「命の恩人は俺が守る!!!」
嶋崎氏>「裏切り者!!!」
おひょい>「銃を降ろせ!」。
監督>「はは..皆で撃ち合って全員死ぬか?」
廃屋の中にも銃口から放たれた弾が容赦無く降り注ぐ。
生き残った、メンバーは全員床に伏せる。
刑事A>「Digi-Eightメンバーに告ぐ、無駄な抵抗は止めて撮影許可を早く取りなさい」
おひょい>「撮影許可取れば良いだけじゃないか。降参するよ撃たないでくれ」出口に向かって行く。
嶋崎氏>「バカな真似はよせ!」
おひょい>「取るだけで済む事じゃないか!」
嶋崎氏>「こいつ〜!!!」おひょいに向かって、引き金を引く。
音響係>「よくも...よくもずっと一緒にやって来た兄弟に向かって引き金を引けたな!」
嶋崎氏>「こうなったら、全員死ね!」銃口を監督に向ける。
音響係・監督>二人で嶋崎氏に容赦なく弾を浴びせる。

音響係>「逃げよう!」トタン板の壁をこじ開ける。
監督>「一人で行ってくれ...」
音響係>「何言ってるんだ、香港に行くんだろ!」
監督>「俺は...刑事だ...」
音響係>「なんだと!!!」胸ぐらを掴む
監督>「俺は、お前達兄弟を裏切った...早く殺してくれ...」
音響係>「・・・・・」
音響係>「香港の彼女に会いに行くんだろ!」
監督>「誰も香港に彼女が居るとは言っていない...」
レインジャー部隊が突入してきて、近くから構えられる。
音響係>気配を感じ、辺りを見渡し又視線を戻す。
監督>死んでいる...

監督・地獄から>絵とSEの編集は殆ど済んだから、後の音楽は任せたよ...ウッチー...


KTR - 99/08/30 22:07:39
ホームページアドレス:http://www.simcommunity.com/sc/digi8/ktrmsm/
電子メールアドレス:keitaro@aoisys.com

コメント:
「撮影を終えて(一応まとめ)」
何書いて良いか解らなかったので、こちらは真面目バージョンです。
下のは、反面教師にして下さい。

[思い]
もう秋だ。
今年の秋は、何が起こるのか楽しみだ。
Digi−Eightマスター監督の映画撮影、そして"Free Way"のお披露目。
次の次は、誰が撮影するのだろうか?今年は、3本で終わりかな?寒くなったら出来にくいだろうしな。

[過去]
自分的には今回の映画、良い感じに仕上がって来ている。
人に見て貰っての評価は別として、思惑通りの内容に成っている。
実際仕上がりを見てみると、”FreeWay”を創ろうと思った時の自分の頭の中をのぞいてる気分だ。
それプラス、熱心なメンバー達が出した演出アイデアの数々。
素晴らしい!
後は人の評価が気になるところだが、期待は持たないで置こう。

[課題]
自主映画には色々制限がある。費用不足の問題・場所不足の問題・スタッフ不足の問題・役者不足の問題・時間不足の問題・力不足の問題。
それをクリアするには、反省が必要だが編集が終わってからにしよう。
総ては無理だが、効率のいい方法を考えれば、結果もずっと良い物が出来るだろう。

[礼]
Digi−Eightに入ってもう早5ヶ月、"Free Way"の撮影が完了したのが嘘のようだ。
そう、武縄さんには本当に世話になった。Digi-Eightに入ったばかりの僕のシナリオを、出来る限りバックアップしてくれた。
感謝してます。有り難うございました。
あと、中盤から勝手な事ばかりして、済みませんでした。
嶋崎さんには、時間を作って色々編集の仕方を教えてくれたり、予告編まで作って貰って、手間が大幅に少なくなってるので感謝します。
杉谷さんと中村さんには、臭くて恥ずかしい演出してしまいましたが、編集時で私が納得出来る所まで出来てますので、それで勘弁してやって下さい。
それとメンバー全員、徹夜続きの撮影につき合ってくれて有り難うございました。

[収穫]
色々悩む事が多かったが、得る物もその数倍以上有った。活動でもプライベートでも...
今は、自由な道を走りだしたばかりだ。
これからも走り続けられる事に確信を持ち始めた今日この頃です。


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