Digi-Eightでは恐るべき低価格で、自主映画製作をすることができます。
これこそがDVノンリニアでやる最大の利点といえるでしょう。
とはいえ、比べるものがなければどう安く作れるのかが解りにくいかもしれません。
というわけで、私が学生時代に使っていた8ミリフィルムと比較してみましょう。
それぞれ、10分の作品を作る場合です。
8ミリフィルムのカートリッジは1本1200円ぐらいしました。
その一本で撮れる時間は3分間。
その上、失敗しても、取り直しはできません。
現像があがってくるまで、撮影の出来を見ることはできません。
現像は、1カートリッジにつき700円強しました。
つまり、3分フィルムを回すごとに2000円は必要だったのです。
失敗カット、予備カットも含めて、最低でも作品時間の3倍ぐらいはフィルムが必要になります。
つまり、単純計算で最低20000円程度のコストが必要だったわけです。
今つかっているminiDVビデオのテープは、60分で800-900円ぐらいです。
60分たっぷり使えて、NGカットはその場で取り直しができます。
ケチろうと思えば、完成し次第、素材のテープをつぶして次に使うこともできます。
あと、完成品の保存用にDVテープがもう一本あれば問題ありません。
DVによるデジタル編集なので、劣化無く何本でもコピーが作れます。。
10分の作品であれば、贅沢に使っても5000円以内のテープ代で作ることが出来ます。
消耗品はとりあえずそれだけです。
残りのお金はすべて、生命を維持するのに利用できます。
と言うわけにはなかなかいきません。
撮影時の小道具や、カメラのオプションなどが欲しくなってくるものです。
バッテリーなども消耗していく物ですので、定期的な出費も免れません。
その辺は自由になる予算と相談して、計画を立てるしかありませんね。