BeauTiFuL PL@net.
1999年 Digi-Eight制作
18分/DV

監督
嶋崎雅哉
出演
水嶋圭太郎 中村麻理子 平塚勝
音楽
ウチヤマ
カメラ
杉谷健一郎 椎木茂雄
記録
渡辺美奈 平田幸子
協力
進藤由希 多田元輝 喜多幸代
橋本実佳 酒井博子 水本和志
kaname 入江亮  武縄広之

あらすじ
 HIROはUFOと交信できるソフトを開発し、インターネットで公開している。
 YUCCAは、毎晩のようにUFOに乗り、宇宙人の教えを受けている。
 そんな二人は、UFO関連のインターネットコミュニティーで知り合い、掲示板や、メールで交流する関係。
 UFOのセミナーの後のオフ会で出会った二人は、OFF会だけでなく、何度か会うようになる。
 YUCCAにせがまれて、HIROはソフトを闇雲にバージョンアップしてゆく。
 しかし、彼自身も、そんな根拠のないバージョンアップには気が引け、自分を疑いだしている。
 そんな二人の前に、YUCCAの幼なじみであり、UFOの世界へと導いた、三浦が現れる。
 三浦はHIROを、悪の宇宙人グレイに操られていると、痛烈に非難する。


主役 高梨 弘樹 ハンドル:HIRO

 ぼくは、真実から遠くなってしまったような気がする。
 確かに僕は彼らの声を聞いた。こんな僕に、彼らはもう一度語りかけてくれるのだろうか



 「なぜね、こう、いるとわかってるものを、信じるとか、信じないとかそんな議論する意味があるんだって、いったんですよ。空気は見えないですけど、それを信じるかどうかなんて話しないでしょ」
 「そうですよね、なんか勘違いしてる人が多くて、なんかいまだに矢追純一?みたいなこと言われても、もうそういうレベルの話じゃないんですよね」



ヒロイン 河村 由佳 ハンドル:YUCCA

 よだかは、どこまでも高く高く飛んで、死んでしまったけれど、錫のような青い美しい光になる。
 彼らが私を星に近づけてくれる。私はいつか星に近づいて、小さくても、きれいな光になれるのだろうか。



 「お仕事お忙しいときは、ご無理なさらないでくださいね」
 「ええ、無理はしませんけど、でも、やっぱり、YUCCAさんとか、みんなに使ってもらえると、うれしいですから。それが宇宙意志の教えを広めるためになるなら、なおさらのことです」
 「HIROさんはいい人なんですね」



「地球の人類は、宇宙意志に比べて、心の器が小さいんじゃないかと思うんです。だから、宇宙意志には理解できる、愛という感情が、複雑すぎて、はっきりとは人間には理解できないんじゃないでしょうか。こんな考え方、変ですかね」
「私たち人類は、愛を正確に理解するには、まだ幼いように思います。だからこそ、宇宙意志に導いてもらう必要があると思うんです。高梨さんの考え方、おもしろいし、正しいと私は思います」



 「こんにちは、三浦いいます。いつも由佳がおせわなってるみたいで。」
 「ぼくはね、常日頃から、宇宙意志のためにたたかっとるんですわ。国際的なネットワークにも参加してね、出来るだけ多くの人をグレイの悪質電波から守ろうと、働いてます。センターの方にも何人か知り合いおるし。由佳と宇宙意志を出会わせたのも、ぼくです」



 嶋崎は作中のようなインターネットコミュニティーは、どこにあるか知らない。
 それなりに探してみたが、ついに見つけることが出来なかった。
 無いか、それとも、どこか検索エンジンさえ届かない隔離された場所にあるのかもしれない。
 しかし、撮影中、阪神電車の中で、熱心にUFOの本を読んでいる青年を見かけて、HIROやYUCCAの世界は、身近な場所にあると言うことを、確信する事が出来た。

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